乾物が脚光を浴びる日

 
2002年の秋に何気にキッチンのショールームを覗いてみた。
予想通り新しくできたショールームは、
とっても素敵だった。
ステンレスキッチン自体がオブジェのようだ。
キッチンに立つ人の動きを計算し、
水周りということで研究しつくされた
その空間は、美しすぎて生活感がなかった。
しかし、シンクやキッチンと一体になった、
さまざまな小物使いや色使いに、
感心したりほっとしたりする。
ぶらさがってる丸いお玉や木ベラ、フライパン、
プロバンス風のキッチンクロス、ミトン、
こういった演出は、 
「あ、こんな雑貨なら手が届くかな?」とか 
「こういう風に飾るのね」なんて 
見てるだけでも楽しくなるからだ。 
 

 

↑これはフランスの洋書から・・・キッチン棚にすらっとならぶ
粉や乾物の瓶、素晴らしい統一性で圧巻だと思いませんか?

↑金時豆を入れたフラワーベース1000円(アミング)
大豆を入れたベース100円(昔購入) 
 
そこで見つけた一番のインパクト大賞は、
今流行りの四角いフラワーベースに入れられた、
「あずき、金時豆、大豆、ひよこ豆」⇒そう、乾物の豆、であった。
透明なガラスのフラワーベースは1個ではない。 
5つくらいまとめて置いてある。 
そしてその中におのおのの「豆」が入っていた。
まるで高さを競うように大量の乾物豆たちは、 
雑貨ディスプレイとして存在感を呈していた。 
実は他の雑貨屋さんや、 
デパートのキッチンウエア売り場でも、
「ガラス瓶に乾物豆のディスプレイ」は何度か見た。
「これって流行っているのね・・」
そう思いながら、もしおばあちゃんが生きててこの光景を見たならば、
きっとこう言うんじゃないかな?と想像する。
「あらぁ〜でかいと(たくさん)豆あるちゃー煮豆に正月にええわぁ」って(笑)
昔、お正月近くなったら新聞紙に乾物豆を広げていたおばあちゃん。
どうしても地味な印象の乾物豆。
でも、このショールームにあるのはあくまで「ビーンズ」なのだ(笑)
私は考える。
乾物が脚光を浴びる日。
「ひじき」や「わかめ」や「干し椎茸」
彼らも雑貨ディスプレイとしての
デビューを果たさないものだろうか?と・・(笑) 

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